そんな疑問を持った方に、この記事では6歳の年長息子が作っている甲虫の標本作り(カブトムシやクワガタなど)の方法を紹介します!
- 初心者でも出来る標本作りについて知りたい方
- 子どものカブトムシ・クワガタの標本作りの手順を知りたい方
記事の最後では、標本作りが分かりやすく紹介されている本も紹介します!
パッと読むための目次
標本作りで用意するもの
標本作りで最低限必要になってくるものは
- 標本にしようと思ってる昆虫(甲虫)
- 発泡スチロール(展脚板)
- まち針
- 昆虫針(針)
- 空き箱
- 防虫剤
全部、100円ショップのものでも構いません。
発砲スチロールはこんなもの↓
まち針はこんなもので、標本にする昆虫の形を整えて、乾燥させるときに押さえるための針です。
志賀昆虫のまち針(展翅用玉針)は、普通の100均のまち針と比べると、丸い部分が大きく、力を入れて展脚板に止められるので、昆虫をしっかり展脚板に固定することができます。
昆虫針(虫ピン)は、標本にする昆虫を止めるもので、1つの昆虫標本に1本必要になります。
志賀昆虫の昆虫針は、経年劣化もなく錆びないので、せっかくつくった標本も錆びさせずにきれいに保存することができます。
空き箱は、乾燥した昆虫の標本を入れて保管する入れ物です。
密閉できるケースが標本箱には適しています!
防腐剤は、洋服ダンスなどに入れる防腐剤です。
お菓子と一緒に入っているシリカゲルもあると便利です。
標本作りにオススメのグッズ
100円ショップで揃えたものでも十分ですが、オススメのグッズも紹介します。
志賀昆虫の展翅用玉針
志賀昆虫の展翅用玉針は、丸い部分が大きくて、針も短いので力を入れて刺せるのでおすすめです。
志賀昆虫のコン虫針(虫ピン)
志賀昆虫のコン虫針(虫ピン) は、ステンレス製で出来ているので錆びずに、標本をきれいに保管することが出来ます。
標本箱(シーラ箱)
紙製の標本箱なので、本格的なドイツの標本箱と比べると値段を抑えて本格的な標本箱を楽しめます!
志賀昆虫 標本箱
昆虫専門店の志賀昆虫さんからも昆虫の標本箱が販売されています。
標本にする甲虫(カブトムシやクワガタ)について
標本にするカブトムシやクワガタの甲虫は、死んでから間もないものが標本にしやすいです。
今回は、わが家で飼育していたカブトムシがお亡くなりになったので、このカブトムシの標本づくりをしたいと思います。
子どものカブトムシの標本づくり:手順1(体を洗う)
まずは、標本にするカブトムシ(クワガタ)の体を洗って土や汚れを落とします。
子どものカブトムシの標本づくり:手順2(体を拭く)
カブトムシの体を洗ったら、キッチンペーパーやティッシュなどでよく体を拭いて水分を拭き取ります。
子どものカブトムシの標本づくり:手順3(虫ピンを刺す)
虫ピンを、右バネの左上に垂直に刺して、展脚板にカブトムシを固定します。
カブトムシの体の真ん中らへんにある、丸のないピンを最初に刺して、発泡スチロールに固定をします。
大人の私でも針が刺せず(怖じ気づいていたから力が入ってなかっただけかも?)、トンカチでたたいて針を刺したこともあります・・
子どものカブトムシの標本づくり:手順4(脚の形を整える)
すでに写真を載せてしまってますが、手順3にあるように、まち針を使って、カブトムシの脚の形を整えていきます。
角も曲がっていたら、まっすぐに直してピンで固定しましょう。
2週間ほど乾燥させて、固まるのを待ちます。
子どものカブトムシの標本づくり:手順5(ラベルをつけて箱へ)
カブトムシの体が固まったら、採集場所や採集時期、昆虫の名前などを記録したラベルと一緒に箱にしまいます。
昆虫の標本ラベル(志賀昆虫)
木製の箱じゃなくても、こういう透明のプラスチックケースなどでも密閉性が高くてしっかり保管ができます。
箱の中に、忘れずに防虫剤も入れましょう。
シリカゲルも入れておくと安心です。
標本作りがよく分かる本について
もっと詳しく標本作りが知りたいという方にオススメの、標本作りが詳しく紹介されている本はこちらです!
今森光彦の昆虫教室 とりかた・みつけかた
こちらの本では、昆虫の捕り方や見つけ方だけでなく、昆虫採集に行くときの荷物や、使っている昆虫網などの他、標本作りもカラー写真で分かりやすく紹介されています。
別の記事でも、昆虫の本をいろいろ紹介しているので見てみてください^^♪