地図育におすすめの「新幹線のたび〜はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断」絵本は、子どもの地図育におすすめ!
ところで、「地図育」という言葉、初めて聞く方もいるかもしれないのですが、地図育とはその文字通り、地図を使って学びをするということです。
パッと読むための目次
新幹線のたび〜はやぶさ•のぞみ•さくらで日本縦断
地図育とは
小学3年生になると、社会の授業がスタートし、地図を持って学校の周りを探検したり、地域の特産物や地理などを学び始めます。
でも、小学校に入ってから、勉強用の地図を使って学校の授業をスタートさせるよりも、
幼児期から絵本や知育おもちゃなどを使って、楽しく遊びながら地域のことを学んでしまおう!というのが目的です。
興味もないものを、学校の授業のテストのためにイヤイヤ暗記して、すぐに忘れてしまうより、
楽しみながら遊んでいるうちに、自然にいろんな地域のことが頭に入っていた!って方が子どもも知っている知識を元に、興味を持って授業に取り組むことが出来るので、
地図育は幼児期からスタートするのがおすすめ!
地図育には、パズルや白地図、地球儀などいろいろなアプローチの方法がありますが、この記事では、地図育におすすめの絵本「新幹線のたび」を紹介したいと思います。
新幹線のたび絵本って?
新幹線のたび~はやぶさ・のぞみ・さくらの絵本
新幹線のたび絵本とは、講談社から出版されている絵本で、作者はコマヤスカンさん。
作者のコマヤスカンさんは、こんな人
34歳から絵本作家になることを決意し、子どもの本の専門店「メリーゴーランドの絵本塾」で絵本作りを学ぶ。2008年、第30回講談社絵本新人賞を受賞した「あっぱれ!てるてる王子」で絵本作家デビューをし、今回紹介する「新幹線のたび~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断」の絵本も、第43回講談社出版文化賞絵本賞を受賞しています!
あらすじ
新幹線のたび~はやぶさ・のぞみ・さくらのストーリーは、新青森に住むはるかちゃんが、新幹線を乗り継いでお父さんと、鹿児島に住むおじいちゃんのうちに遊びに行くというもの。
はるかちゃんの住む新青森から、おじいちゃんのうちの鹿児島中央まで、こんなに長い線路を、たくさんの駅を通過していくのが一目瞭然で、子どもにも一目で分かりやすいです。
お話は、新青森駅から、お父さんとはるかちゃんがはやぶさに乗り込むところから始まります。
絵本のおすすめポイントを紹介
立体的なイラストの精巧さ
新幹線のたび~はやぶさ・のぞみ・さくらのおすすめのポイントは、絵本の上側に日本の立体的なイラストが精細に描かれていることと、
立体的なイラストの下は、実際の駅名がふりがなつきで載っていること。
立体的なイラストの方には、半島の名前や川の名前、湖の名前、山の名前が載っているだけでなく、トンネルの長さや、山の高さも記載されています。
数字が好きな子だったら、絵本を何度も楽しんでいるうちに、
浅間山は2568m、富士山は3776mなんて覚えてしまうかもしれません。
日本で1番高い山がこんなに大きく見えるんだ!とまだ数字的な高さが分からない子どもでも、視覚的に富士山が大きいことが一目でよく分かります。
地域の特徴がきちんと捉えられている
また、各ページに各地の小話も掲載されているので、自然と絵本を楽しみながら日本の地形や地域のことが頭に入ってしまいます。
※日本三景とは、日本でもっとも美しいとされる風景のことで、松島と厳島(宮島)、天橋立の3つです~など。
絵本を読みながら、親子でいろんなお話が広がりそうですね!
絵本を読みながら旅行してる気分に
また、立体的なイラストの下は、電車の中の様子が描かれており、それぞれの乗客の様子を見たり、会話を眺めるのも楽しみの一つ。
電車の中から、景色を見てる様子を会話しているので、絵本を読みながら実際に新幹線に乗っている気分になってきます。
ただ、絵本を読むだけでなく、親子での会話を楽しみながら絵本を楽しめるので、その分子どもの頭にも色んなことが知識として残りやすいです。
巻末にあるイラスト探し
絵本の最後には、新幹線のたびの絵本の中に登場する新幹線や、地域の特色を表したイラストが載ってます。
絵本を読み終わった後に、親子でイラストを探し合うのもこの絵本「新幹線のたび」の楽しみ。
白鳥や、ツバメを見つけて、鳥が季節ごとにどうやって移動しているのか、
親子で話し合うことで、まだまだ知識の少ない息子ですが、自分なりの考えを話してくれたり
絵本を読むだけで終わらない時間をこの絵本で得ることができました。
2014年に発売されてるDX版がおすすめ!新幹線のたび絵本
2014年に発売されたDX版の通常サイズの絵本もイラストの迫力があっておすすめなのですが、持ち歩きを考えるとコンパクトサイズのこちらもおすすめ。
新幹線のたび〜はやぶさ•こまち•さくらで日本縦断with english
こちらの絵本はボードブックなので、破れにくく丈夫です。
また、コンパクトサイズなので持ち運びにも便利。
新幹線のたび〜はやぶさ•こまち•さくらで日本縦断with englishは、日本語だけでなく英語での表記もあるので、こういうのは英語でこんなふうにいうんだ!という発見もあります。
読み聞かせも日本語と英語の二カ国語でできるのも、なんだか得した気分になりますね。
もし、金沢や上越、埼玉、北海道の方に住んでいるなら、こちらの新幹線のたび〜金沢から新函館北斗、札幌へ〜がおすすめです。
新幹線のたび〜金沢から新函館北斗、札幌へ
こちらは、金沢から出発して、日本海岸側からの日本の景色、それから北海道の札幌まで新幹線を乗り継いでいく旅の絵本です。
巻末のイラスト探しも、
ナマハゲを探しながら、なまはげの地域のことを調べたり、野尻湖のナウマン象を探しながら、ナウマン象の進化のことや、歴史など話を広げていくことができます。
ぜひ親子で絵本を通じて日本の地域のことを知るだけでなく、会話を楽しんだり、実際に旅行に行く計画をしてみたり、
地域の歴史や特産物など、地図だけに縛られない、親子の時間を楽しんでください^ ^