「「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考」という大きなタイトルの本書を見つけて、東大生の思考法について解説された本かな?と思い、読んでみました。
本書は、NHKの逆転人生にも出演されて30万部も売れてるそうです。
本書を読むと、「考える技術」と「地頭力」をトレーニングでき、頭の良さってどういうことだったんだ!というのがわかる本になります。
- 新しい視点でアイデアをひらめきたい
- 分かりやすい伝え方をして、説明力をアップしたい
- プレゼンで的確に要点を伝えられるようになりたい
- 頼りにされる問題解決能力を身に着けたい
パッと読むための目次
東大思考
東大思考の本の要約
私が読んでみた感想を交えながら、本書の要約をしたいと思います!
- 暗記しなくても記憶できるようになる
- 簡潔に話をまとめることができるようになる
- 人にうまく話を伝えられるようになる
- 他人が思いつかないアイデアを生み出せるようになる
- 難解な問題を解決に出来るようになる
ぜひ、こんな思考法を身に着けたい!!
東大生に受かる人は才能があるわけではない
東大生は、身の回りのすべてのことから学んでいると解説する著者。
日常の解像度を上げるとは?
普段飲んでいる牛乳も、どこで生産された牛乳なのか気にも留めないもの。
大体スーパーで売られている牛乳の生産地は、自分の住んでいる県や隣県で生産されているものが多いです。
そんな風に、普段の日常の生活の中で、東大生はあらゆるものの解像度を高く生活をしています。
東大思考で紹介されている5つの思考回路
東大思考の書籍で解説されている思考法は5つあります。
1、原因思考
原因思考というのは、覚えたい原因の理由を考えることで、記憶が定着しやすくなる思考法の一つです。
暗記をしなくても、物事の原因を考えるだけで、関連した知識も得られます。
2、上流思考
物事の背景(上流)を知ることで、物事の本質的な情報を整理し、分かりやすい要約ができるようになる思考法。
簡単な要約にまとめられるので、相手に伝わりやすい伝え方をできるようになります。
3、目的思考
目的と手段を分けて思考をする思考法です。
人に指示を出すのってなかなか難しいと思いますが、成し遂げたい目的と、それを成し遂げるための手段を分けて考える思考法になります。
伝えたいことを明確にすることで、相手に分かりやすい話し方をすることができます。
4、裏側思考
肯定的な立場と、否定的な立場と、両方の側面から物事を思考する方法です。
多角的に物事を考察することができるので、問題をとらえる視点が増え、いいアイデアを思いつくようになれる思考法です。
5、本質思考
本質思考では、問題をマクロの視点とミクロの視点を行き来することで、本質を見抜き、問題解決の応用を効かせることができるということ。
本質思考は、解決さkを考える以外にも、様々なことを理解し、考え、思い描くきっかけになる思考法です。
プチトレーニングで思考のトレーニング!
本書にはページの下に、「プチ日常の解像度トレーニング」が28個載っています。
例えば
ディズニーランドの来場客数は2010年代からどんどん増加傾向にあると報道されています2011年には約2500万人だったのが、2018年には約3200万人まで増加しているそうです。チケットの値段は安くなるどころかむしろ高くなっているのに、来場者数が増えているのにはどんな理由があると考えられますか?
本書のプチトレーニングを引用
こんな感じで、日常生活の解像度を高めるトレーニングが掲載されています。
今回のトレーニングの解説は、ぜひ本書を買って読んでみてください!
東大思考を読んだ感想
東大生はどんな風な思考回路を持っているんだろう?
そんな憧れの気持ちから読んでみましたが、
思考法を一朝一夕で身に着けるのはできません。
日々の生活の中で、思考のトレーニングをしていかないと身につかないんだなと感じました。
ですが、本書を読んで、思考法の具体的な武器を得られたと思います。
大学の入試試験でも、思考力が問われる問題が多く出ていると耳にします。
加熱している中学受験でも、計算のスピードや、公式をしっているかどうか、暗記がきちんとできているかよりは、「思考力」を問われる問題が増えています。
自分自身の子どもに「考える」力をつけさせるためにも、私自身が「考える」力をトレーニングしていかないといけないなと感じました。
サピエンス全史
人類の世界を「虚構」と言う切り口で語り直した一冊。
「虚構」と言う上流から、「歴史上の様々な出来事」という下流を語っています。
「失敗の本質」と戦略思想 (ちくま新書)
たくさんの本で、失敗を解き明かすには「原因」と「結果」を理解することが大事だと説かれています。
中でもこの本は、歴史上の偉人の戦略に照らし合わせて、日本人に欠ける戦略思考の活性化を図る一冊。
世界一深い100のQ
ありえないほど「シンプルな問い」で、今知っておくべき教養が身につく!
問い自体が面白いですが、いろんな視点から物事を考える大切さを磨ける本です。
思考力を鍛えたい方におすすめの一冊。
一九八四年〔新訳版〕
非常に本質的なことを教えてくれる小説です。
戦後すぐに刊行された本書は、1984年に世界はどうなっているのか予想した一冊で、本書の中の一部は、今の世界を見事に言いえています。
現在の社会は、そもそもどんなところなのか?そんなことを考えるのに適した一冊です。
サードドア 精神的資産のふやし方
成功者たちが成功をつかんだ方法を、端的なレベルまで掘り下げて考えようとする1冊です。
しかもそれを日常生活のレベルに落とし込む方法まで教えてくれるので、自分の日常に応用できます!
ものの見方、考え方 発信型思考力を養う
外山先生は、思考を整理して頭を良くするための様々な方法を教えてくれる人!
その中でも、この本は「東大思考」で紹介した「原因思考」や「目的志向」を学問に応用するテクニックを紹介しています。