2歳~3歳頃までは、トーマスや電車の方が好きだったのに、6歳の今では虫好き男子に成長した年長の息子。
今では「虫しか興味がない!」というくらい、虫の世界にどっぷりつかっています。
もし、
そんな不安を持っている方に、全然虫好きでも大丈夫!
虫取りの世界で、こんな知育につなげられたよ!こんな能力が伸びたよ!ということをお伝え出来ればと思ってます。
- 同じ虫好き男子を育てている方
- このまま虫好きに育てて良いのか不安な方
- 虫の世界で身についたことを知りたい方
パッと読むための目次
息子の虫好き遍歴について
冒頭でも紹介しましたが、過去を振り返ってみると、4歳の年少さんの頃にシジミチョウや、モンシロチョウを捕まえだしたのが、虫好きの最初だったと思っています。
最初は、男の子って虫好きだよね~位でしたが、
年中の春~夏には、
- 捕獲した昆虫の標本作りにハマり
- いろんな場所に標本を見に行きたがり
- 近場の昆虫が見れる博物館を制覇
- 毎週昆虫採集に行きたがる様に
家では、いつも昆虫の図鑑をたくさん開いては見比べていたり、昆虫の飼育もいろいろしていました。
年長の今では、保育園では虫博士と呼ばれ、標本にした昆虫も延べ100匹以上・・。
私自身、はじめは虫が苦手だったのですが、息子の楽しそうな顔、夢中になっている顔を見ると、子どもの「虫が大好き!」の気持ちを無碍にすることも出来ず、ここまで来てしまいました・・。
虫好きで身についた力について
今の虫好き息子を見て、こんな能力が伸びた!こんな知識が身に付いたと感じることはたくさんあります。
少しあげるだけでも、
- 物事を観察する力
- 昆虫図鑑からひらがな・カタカナなど文字を習得
- 虫取りをする中で、忍耐強さやあきらめない気持ち
- 地図の読み方(東西南北や都道府県)
- 世界の国
- 文字や絵を書く(描く)力
- 自主性
- 時計の読み方
- 計算力
- 基礎体力や走る速さ
上げだしたらキリがないのですが、全部虫取りの活動を通じて習得したものばかりです。
それでは、それぞれ少し詳しく紹介していきたいと思います!
昆虫好きで図鑑を見るうちに文字を覚えた
本当に好きこそものの上手なれと言いますが、大好きな昆虫について毎日図鑑を読み、昆虫の絵本を読むことで、自然とひらがな・カタカナをマスターすることが出来ました。
小学館の図鑑NEO 昆虫
視覚優位な息子は図鑑を見るのが大好き!毎日図鑑を見すぎて、ボロボロになったほどです。
息子曰く、図鑑から覚えた漢字もあるようです。
学研 クワガタ・カブトムシの図鑑
日本だけでなく、世界のクワガタやカブトムシも掲載されています。
しぜんとかがくのはっけん!366
毎日1ページずつ読める科学や自然のお話がたくさん載っている本。特に昆虫のページを夢中になって読んで付箋を貼っていました。
世界でいちばん素敵な昆虫の教室
写真がきれいで、眺めているだけでも楽しい書籍。虫好きにオススメしたい一冊です。
今森光彦の昆虫教室(2巻セット)
昆虫のつかまえ方・見つけ方の本と、昆虫の飼い方の本の2種類あり、単品ずつでも購入できます。
この本で得た知識を生かして、虫取りをすることもありました。
日本の都道府県の位置
わが家では、リビングに日本地図のポスターを貼っているのですが、この地域にはこの蝶々が住んでいる、この地域にはこの蝶々・・など、
エリア別に住んでいる昆虫の絵を描いて貼ることで、都道府県の位置を自然と覚えていきました。
実体験も交えて、日本の地理について身につけて行けたらいいな♪
くもんの日本地図パズルも都道府県の位置を覚えるのに役立ちました!
くもんの日本地図パズル
立体でピースが持ちやすくて使いやすい♪
世界の国々の名前と位置
最初はマレーシアのトリバネアゲハから始まって、カブトムシやクワガタにハマってからは、学研の図鑑を見て、ペルーやスマトラ島、インドネシアなど、いろんな国々のことを覚えて行きました。
学研のカブトムシ・クワガタ図鑑
いつも、海外の昆虫がテレビにでたり、本に出てきたら地球儀で場所や位置を確認しています。
くもんの地球儀
色がカラフルで文字が見やすく、小さな子どもでも扱いやすい地球儀です。
自主性や、忍耐強さなどの精神面
虫捕りにハマりだしてからの2年間を振り返ってみると、自主性や忍耐強さ、あきらめない粘り強さなどの精神面がとても成長したと感じます。
4歳から6歳になったという年齢的なものもあるとは思うのですが、
「今日は○○の虫を捕りたいから△△公園に行きたい」と、行きたい公園を指定してきたり、
自分で地図を見て、目当ての昆虫が捕れる場所を探したり、
こんな風に虫捕りをしたいから、長い網や軍手が欲しいとか、何時に捕りに行ったらたくさんカブトムシが捕れるとか、
自分から問題に対してどんな風に解決をしたらいいのかを考え、自ら行動するようになりました。
また、モンキアゲハや、ミヤマカラスアゲハなど、大きな蝶は飛ぶスピードも速く、なかなか1度では捕まえられません。
そんな時も、すぐにあきらめるのではなく、何時間も同じ場所で粘ったり、また次回もチャレンジしてみるなど、最後まで投げ出さずに取り組む姿勢が見られるようになりました。
文字を書いたり、絵を描いたり
昆虫を採集した後は、どの場所で、どんな昆虫が捕れたのか、時間や場所、昆虫の名前など、自分から昆虫ノートにまとめるようになりました。
基礎体力や走る速さ
虫取りをすることで、いろんな山に登ったり、公園で虫を追いかけて猛ダッシュしたり、基礎体力がとてもついたように感じます。
自然と興味のある方向へ歩いていくので、虫取りをした日は5歳で1万歩以上歩いた日も!
たも網4m
網の部分は、志賀昆虫さんで購入した網(ネット部分)を付け替えて使ってます。
付け替えの網(ナイロン紗)
志賀昆虫さんの網は、目が細かいので、蝶の鱗粉も取れずにきれいに捕獲することができます。
知識面や記憶力について
昆虫好きだからこそ、虫の名前から始まって、
その虫が食べる食草、その草がどんなところに生えているのか、どんな地域に住んでいるのか、昆虫の体の部位や、昆虫の成長の仕方や暮らし方など、いろんな知識が息子に増えました。
少しずつ、木の名前や植物の名前が分かることで、道を歩いていても、「あ!●●の木がたくさん生えてるから、ここにはこんな虫が住んでそうだね。」
「▲▲がたくさんあるから、こんな昆虫が集まってそう 。」
など、いつもの散歩でも見える世界がかなり変わってきました。
昆虫採集で広がった子どもの世界
4歳の頃は、近所でよく飛んでいるシジミチョウとモンシロチョウだけの世界でしたが、
それが、今では世界中の昆虫に興味を持ち、
たった二年間弱という間で、日本だけでなく世界の地理や気候、植物など、いろんなことに興味を持って生き生きと、息子自ら自然に知識を身に着けることができました。
これから、勉強が始まった時に、興味もなく無理やり覚えた知識はきっと忘れていってしまうことが多いけど、
今、夢中になっている「虫取り」で、自ら興味を持って学んだこと、感じたことはなかなか忘れないんじゃないかな・・?と淡い期待を持ってます。
それでも、今、息子が夢中になっている虫取りを一番応援できるのは親でもある私だと思うので、思いっきり応援してあげたいです。
ただ虫取りをするだけでなく、そこから貪欲に、いろんなことにつなげて、自然と息子自信の知識や興味を広げていけたらいいな~と思います。