先日、子どもと一緒にスーパーに買い物に行った時のこと。
どうして、買うお店によって値段が全然違うの?
お店の商品の値段はだれが決めてるの?
もう矢継ぎ早に、いろいろと質問されたのですが、
なかなか語彙力の低い息子には、 説明しても 理解してもらえず・・・
「お金」に関する絵本を色々読んでみて、
5歳の息子にちょうどよかった「100円たんけん」の絵本をご紹介したいと思います!
- 子どもにお金のことを教えたい方
- お金の価値について子どもにうまく説明したい方
- 5歳くらい~小学校低学年の子どもにおすすめの絵本を知りたい方
- お年玉をもらって子ども自身でお金を管理したいと言い出した子どもを持つ方
今年、お年玉をもらって、4歳までは、親が勝手に子ども名義の口座に振り込みをしても何も言われなかったのですが、 5歳の今は、
僕のお金だから自分で管理したい!!!
と言われ、とりあえず3000円だけ本人のお財布で管理させることにしました。
そんなこともあって、読み聞かせたお金に関する絵本です。
パッと読むための目次
100円たんけん
100円たんけんのあらすじ

男の子とおかあさんが、コンビニにお買い物に行き、
男の子がお菓子を買いたいとおねだりします。
お母さんが100円だけよと言って、100円分のお菓子を選ぶところからお話がはじまります。
昔、お金が生まれる前、人々がぶつぶつ交換をして暮らしていたことや、
100円ショップに行って、いろんなものが100円で売られていること。
肉屋さん、八百屋さん、魚屋さん、ケーキ屋さん、お寿司屋さん、パン屋さん、宝くじ・・・
男の子とお母さんは、商店街を歩きながら、100円で何が買えるのか、色んなお店に行って調べます。
おんなじ100円なのに、さんま1匹と、トマト1個、きゅうりは3本買える。
最後、男の子がカーネーションを買いに行くという展開も、読み聞かせをしている母としてはとても心が温かくなるストーリーです。

100円たんけんの絵本を読んだ感想
絵本を読みながら、100円で、豚肉はこれくらい買えるけど、牛肉はこれくらいしか買えない。
八百屋さんでは、100円あったらどの野菜を買いたい?
どうしてその野菜買いたいと思ったの?
といろいろ質問したり、 親子の会話を広げて楽しめる絵本だと感じました。
「思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」の本にも紹介されていましたが、絵本を読み聞かせる際に、ただ文章を親が読んで、子どもは静かに聞いているという読み聞かせをしてるのは、日本だけなのとか?!
そして絵本から、
- 100円でいろんなものが買えること。
- 人によってお金やモノの価値が違うこと。
子どもに勉強的にならずに、絵本を通して自然と知識を身に着けたり、親子で考えたりできるおすすめの絵本です。
100円たんけん
お金を計算することで3桁の計算も身についた!
これは嬉しい誤算でもあるのですが、
100円たんけんの絵本には、最後にお母さんと男の子が今日お買い物したもの全部でいくらになるか計算できる「おまけ」もついています。
お年玉をきっかけに、息子自身でお金を管理するようになって、お財布から小銭を出して日々数えたり、計算したりすることで、3桁の計算も少しずつできるようになってきました。
この絵本をきっかけに、お金の価値について親子で話合えることができたのはとてもよかったと思います。
ぜひ、100円たんけんの絵本を読んでみてください^^
文章もそこまで多すぎず、4歳くらいからでも読み聞かせできるんじゃないかな?と思います。
著者(文)の中川ひろたかさんについて
1954年埼玉県大宮生まれ。保育士、バンド「トラや帽子店」を経て、1995年「さつまのおいも (ピーマン村の絵本たち)」で絵本デビュー!「ないた
」で日本絵本賞大賞を受賞しています。
絵本作品に「ピーマン村シリーズ」「だじゃれシリーズ」等多数。
中川ひろたかさんのその他の絵本
さつまのおいも
ないた(長新太)
著者(絵)の岡本よしろうさんについて
1973年山口県生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業。絵画・イラストから立体まで幅広く創作活動を行っている。絵本に「まちぼうけの生態学 (たくさんのふしぎ傑作集)」、挿絵に「ぼくたちに翼があったころ (世界傑作童話シリーズ)
」、「七十二歳の卒業制作 (福音館創作童話シリーズ)
」などがある。