もりにいちばができる(著: 五味 太郎さん)の絵本を読みました!
絵本を読みながら、子どもと一緒に需要とは何か、供給とはどういうことか。
市場がどのように成り立っているのか親子で話し合いました。
もりにいちばができる
もりにいちばができる – 絵本を読んだ感想
この絵本には、お金は出てきません。
動物たちがものとものを交換して、ぶつぶつ交換をすることで市場が成り立っています。
どんな商品を売ろうかな?
子どもの頭の中だと、まだ利益率がどうとか、仕入れをどうするかとか全くはちゃめちゃですが、子どもの考えを聞くのはとても楽しいです。
森に出来た市場はどんどんと大きくなり、最後には森の外からもお客さんがお買い物にきてくれます。
カラスなんて、海外にまでキラキラ光る石を拾いに行って。
子どもにはちっとも変に思わないようです。
石は誰のものなのか?など、いろいろ突っ込みどころはありますが、
子どもと純粋にストーリーを楽しめる絵本で、市場の原理を理解させるのにとてもいい絵本です。
もりにいちばができる作品情報
もりにいちばができるのあらすじ
主人公のきつねは、立派なぶどうの木を持っていました。
その木には、とってもおいしいブドウがなります。
ある日、森に住むタヌキがブドウをおいしそうに見ているのを見かけたきつね。
タヌキさんに一房ぶどうをあげました。
自分の木になったブドウをおいしいと食べて喜んでくれたタヌキを見て、きつねはとっても嬉しい気持ちになりました。
そして、次の日、タヌキはブドウのお礼にキツネにリンゴを持ってきます。
よく考えたキツネは、自分の木に出来たブドウの実を、森のみんなにプレゼントしました。
森のみんなは、ブドウのお礼にプレゼントを持ってきてくれます。
キツネは、自分で育てたブドウがいろんなものに変わることが分かり、ブドウのお店を開きます。
そして、森の中に市場ができました。
その市場はどんどん大きくなっていくと….
ぜひ親子で楽しんでみてください!
イラストは、五味太郎さんのお馴染みのイラストで、文章もリズム感よく楽しく読めます!