おうち英語をしている方には、メジャーなORT(Oxford Reading Tree)。
ORTは、イギリスの小学校の教科書としても使われており、Stage1〜17までレベル別に分かれているので、選びやすく英語の多読にはもってこいです。
パッと読むための目次
ORTのおすすめポイント
- 子どものレベルに合わせて絵本を選びやすい
- 子どもにも面白いストーリー
- 1冊のページ数が少ないので、読み聞かせが苦にならない
イギリスの小学生向けの教科書で、本物の英語を身につける!
ORTってなに?
ORTは、文字のない絵本を含むStage1から、小学校6年生向けの1冊5000語を超えるStage16まで、フィクション•ノンフィクションを合わせて800冊以上からなる膨大な教科書シリーズです。
このシリーズは、子どもに本の読み方や、文章の書き方を教えるために作られており、このような特徴があります。
ORTの特徴
- 現地の子どもが経験する、生活や文化に密着した本物の英語で書かれている
- イギリスの国語(英語)の学習指導要領に基づき、文の長さ、語彙、文法が徐々にレベルアップする
- 挿絵から文の内容が想像できるので、知らない単語や表現も推測できる
- 可愛いイラストで眺めるだけでも楽しめる
実際に、Stage1〜Stage7までの単語数を調べるとこんな感じになっています。
Stage1 | 19単語 |
---|---|
Stage1+ | 20単語 |
Stage2 | 52単語 |
Stage3 | 79単語 |
Stage4 | 195単語 |
Stage5 | 273単語 |
Stage6 | 470単語 |
Stage7 | 883単語 |
少しずつレベルアップしていくので、自然に英語の表現や語彙数を増やしていくことができます。
英語を学び始めた子どもにオススメのORTの読み方
子どもの年齢にかかわらず、英語を学び始めたばかりの子どもにオススメのORTの読み方は、まず絵からストーリーを追うことです。
- CDを聞いて音を頭にインプット
- 本の絵を見てストーリーを追う
- CDを聞きながら本を見る
- CDを聞きながら音読する
このような流れで、効果的に英語を学習していくことができます。
子どもへの読み聞かせのポイント
CDの音をよく聞くこと
まずは、お手本になるCDの音声をよく聞いて、抑揚や強弱、リズムなどを真似してください。
発音すると同時に、絵の登場人物を1人ずつ指差して、絵の中の誰がどの人か、顔と名前を一致できるようにしましょう。
絵本の中のイラストを楽しむ
絵本の中にある、目に付いたものを指差しながら英語で言ってみましょう。
- an alarm clock
- a book
- two light
- three pillows
文字だけでなく、絵の細部にも気を配ることで、一冊の絵本をより有効に使えます。
クイズ形式で、what’s this?など、子どもに当てさせるのも、英語でのコミュニケーションを楽しめます。
絵を見ながら描写する
ある程度、英語力が付いてくると、文章を英語で話せるようになってきます。
- Mum is reading.
- Here comes Kipper.
- Kipper is sleeping in a bed.
など、絵に合わせて適当に話を作ってあげてください。
子どもの英語力が伸びてくると、子ども自身が知っている言葉を合わせて、お話を作ってくれるまでになってきます!
親子で楽しむこと
そして何より、一番大切なのは親子で楽しむということ!
子どもは、強制されることは嫌になってしまいます。英語の本を読むことが苦痛になってしまったら、子どもが英語嫌いになってしまうこともあります。
無理に子どもに強制せず、親子で絵本を楽しみながら、少しずつ英語に親しんでいきましょう!
詳しく知りたい方にオススメの書籍
ORTについて、より詳しく知りたいという方には、こちらの本がおすすめです。
実際のORTのお話もステージ別に掲載されており、イメージをつかみやすいです。
ぜひ、親子で英語の本を読む楽しさを実感し、子どもが「楽しい!」と思いながら、一生使える英語力を育ててあげましょう!