もし、小学校受験や中学受験にちょっとでも興味があるなら、幼児期から折り紙を使って図形に親しんでおくのをお勧めします!
パッと読むための目次
折り紙で図形に親しむのがおすすめな理由
- 難関中学受験には、図形の問題が多いから
- 小学校受験にも出てくる
- 折り紙を使うことでイメージしやすい
- 遊び感覚で始められる
- 色んな解き方を考えることで思考力がつく
- 手先を使うことで脳の発達にも◎
もし、受験なんてこれっぽっちも考えてないよ!という方でも、算数で図形が始まった途端、算数につまずいてしまう子が多いので、
少しでも早いうちから図形に親しんでおくのがおすすめです。
図形に親しむ方法として、折り紙が1番おすすめなのですが、おりがみで学ぶ図形パズル 算数の発想力をみがくという本は、特におすすめ!
折り紙で学ぶ図形パズル
- 算数に強い子供にしたい方
- 折り紙好きの子供がいる方
- 算数の発想力を磨きたい方
- 折り紙で学ぶ図形パズルの書籍が気になる方
おりがみで学ぶ図形パズル
どんなところがいいの?と思うかもしれませんが、この本には5つの特徴があります。
- 折り紙を使って楽しく学べる!
- 実際に折ることで図形感覚が身につく
- 折り目を見ることで補助線のイメージがつく
- 問題が解けなくても解説を見ることで論理的直感力が養われる
- 小学校低学年〜中学受験まで取り組める
特にこの本には、頭のなかでイメージできる力が「論理的直観力」をみがける問題がたくさん!
おりがみで学ぶ図形パズルの中にも書かれているのですが、
算数ができる子どもは、中学生が方程式を使って解くような複雑な文章問題も、XやYを使わずに解いていきます。
こういう複雑な算数の問題を解けてしまう子供たちは、問題の内容を頭の中で明確にイメージ化することが出来るので、感覚的に答えが見えてくるのです。
これは、問題を解くための直観力が働くということ!
直感的に解答への道筋を思いつく力を、「論理的直観力」と本書では言っていますが、
これは、公式や問題の解き方を覚えることでは絶対に身に着けることが出来ません。
イメージする力を鍛えられる本
道筋を立てて考えて、イメージ化する経験は、何度も経験して積み重ねることによってのみ培われることができます。
この「おりがみで学ぶ図形パズル 算数の発想力をみがく50題」では、頭の中のイメージ化に役立つさまざまなタイプの問題が50題厳選されています。
中には、中学入試レベルのものだいも含まれていて、難しすぎるという子もいるかもしれません。
でも、分からない場合は、無理をせずに答えを見て、実際に解説の通りに折ってみることで、自然にイメージがわくようになっていきます。
楽しく学ぶことで、自然に力がつく!
この本の凄いところは勉強っぽくなく、遊び感覚でできるということ。
折り紙を折って遊んだ経験はだれでもあると思うのですが、ただ折り紙で遊ぶだけでは数学的センスは磨かれません。
折り紙で遊びながら、面積や比、線対称など、数学的な知識と分かりやすく結びつけてくれます。
色んな問題を楽しく解く
色んな問題を、自分なりのやり方で試行錯誤しながら挑戦していくことで、子どもが「!」となることが出てきます。
子どもの「わかった!」という体験が増えていくことで、どんどん新しい問題にもチャレンジしようとなるし、同時に算数のセンスも磨かれます。
おりがみで学ぶ図形パズルには、それぞれの問題に、レベルが振ってあるので子供のやりやすいところから始めて大丈夫です。
おりがみで学ぶ図形パズルの使い方
まずはやってみる
まず、問題を読んだら、子供と一緒に答えを考えてみます。
どうしても分からない場合は解説を見ても構いません。そして、解説のとおりに折ってみます。
この、「解説を見ながら実際に折り紙を折ってみる」ことがとても大切!
自分の手を動かして、実際に形を作ってみる。
そして解説の内容を実物を見ながら確かめてみる。
そうした体験が頭の中のイメージ力を飛躍的に高めていってくれます。
覚えるのではなく、「わかる」ことが大事
算数が苦手という子どもたちに共通していることがあるのですが、それは、解き方を覚えようとして行き詰ってしまうことです。
算数は暗記をする科目ではありません。
ただ単に計算式を覚えるのではなく、「わかる」ことが大切です。
子どもの分かった!という体験を積み重ねていけるこの本は、算数は面白い、算数が好きという意識を芽生えさせてくれる最適な本だと思います。
手を動かして算数の頭をつくる大切さ
「分かる」というのは、身体的な感覚に支えられています。
頭の中でいくら考えても分からなかったことが、実際に手を動かしてみることで「なるほど!」と理解できるようになります。
折ったり切ったり、実際に手を動かして様々な形を作れる折り紙は、本当によくできた教材といえるでしょう。
ただし、前述しましたが、単に折り紙をたくさんおっても、算数ができるようにはなりません。
たとえば、折り紙の形は「正方形」で、それを斜めに半分に折った形は「直角二等辺三角形」になります。
こんな風に、形の名前と算数の言葉を意識しながら折り紙を折っていくことで、図形のイメージが自然に子供たちの頭の中に入っていきます。
特にこの本の凄いところは、
面積や角度、子どもにとって特に理解の難しい分数の掛け算や比に対する考え方も、折り紙を使えば簡単にイメージすることが出来るように問題が作られているところです。
ぜひ、皆さんもお子さんと一緒におりがみで図形パズルを楽しんでみてください!