幼稚園で、早い子は4歳の年少さんでもしりとりを楽しんでいるようでしたが、息子5歳は年中になっても一向にしりとりがうまくできず・・
しりとりを楽しめる絵本を読んでみたところ、しりとりのルールをしっかり理解し、
読めなかったひらがなも一気に読めるようになり、ひらがなの書きもかなり進んだので、実際に読んでみてよかった絵本を紹介します!
パッと読むための目次
しりとりしましょ!―たべものあいうえお
こちらはさいとうしのぶさん著のしりとり絵本。
中はこんな感じで、あいうえおの順番にしりとりができる絵本です。
まだ字が読めないお子さんでも、絵をじっくり見て楽しめることができるので、お勉強!という感じの絵本ではなく、大人も子供も楽しめる絵本です。
あっちゃんあがつく
こちらは、しりとりは関係がないのですが、「しりとりしましょ!たべものあいうえお」と同じ著者さいとうしのぶさんの絵本で、あいうえお絵本になります。
こちらの絵本も本当にリズム感が良く、何度も子どもがリピートして、楽しく読んだ絵本です。
しりとりのだいすきなおうさま
しりとりのだいすきなおうさまは、家具の並べ方も、料理の順番もなんでもしりとり。
そんな王様に毎日悪銭苦闘している家来たちはある作戦を考えて・・
絵をみながら、一緒に言葉を考え、親子で「言葉」を使って遊ぶ楽しさを味わえる素敵な絵本です。
たべものやさん しりとりたいかい かいさいします
「オニじゃないよ おにぎりだよ」で第5回MOE絵本屋さん大賞7位受賞したシゲタサヤカの4年ぶりの新作絵本です。
こちらの絵本では、食べ物屋さんの食べ物がずらりとエントリーして始まった「しりとり大会」のお話。
特に、回転ずしが大好きな息子にはこのページが大ハマりしました。 最後の展開には思わず大人の私もほろり・・。
オニじゃないよ おにぎりだよ
おえかきしりとり (講談社の創作絵本)
この絵本には、文字がなく、絵を見てしりとりをしていく面白い絵本です。
イラストもとても個性的で面白く、親子で絵をみながら言葉を考えて楽しみました。
絵本を読み聞かせるうちに、自分でもやってみたい!と、コロナ禍の中、親子で絵をかきながらしりとりをして遊んでみたことも♪
しりとりはなぜ大事?
しりとりは、昔から親しまれている遊びですが、子どもの発達にも理にかなっており、
- 言葉の発達にいい
- 語彙力が伸びる
- 読み書き能力が伸びる
という3つのポイントがあります。
言葉の発達にいい
しりとりって、実は子どもにとっては、とっても高度な言葉を使った遊びになります。
日本語には、1つの文字が1つの音をあらわし、その音がいくつか集まって言葉を形成しているのですが、
- りんごは3音
- かきは2音
- でんしゃは3音
という感じですが、
しりとりは、その最後の文字の音を抜き出す作業と、
その文字から始まる言葉を考えるという2つの作業が必要になります。
大人は無意識に、言葉を聞いただけでどんな音で文字が構成されているかすぐに分かりますが、
子どもにはまだ難しく、でんしゃは「でん」と「しゃ」の2音になってしまったりします。
そして、しりとりを楽しむことで、一つ一つの音をしっかり発音することで、音を区切る能力が発達し、子どもの活舌が良くなり、しっかりとした日本語の発音が完成してきます。
語彙力が伸びる
普段の会話では、使わないような単語を使わないとしりとりに勝てなくなってくるので、語彙力を意識的に伸ばすことができます。
読み書き能力が伸びる
息子の成長でも実感したのですが、しりとりを楽しむようになってから、各段にひらがなの読みと下記の能力が伸びました。
これは、しりとりをすることで、音の区切りを意識できるようになったことから、その音が示すひらがなを書けることにつながったのだと思います。
親子でしりとりを楽しもう!
しりとりは、何か特別な道具が必要になるわけでなく、どこでも手軽にできる遊びです。
電車の中や、散歩をしながら、寝る前のひと時を楽しんでみてください!