分類遊びや反対言葉遊びをすることで、ものの概念についてぐーんと発達してくる1歳半〜2歳代。
同じ性質のものと違う性質のものを区別して、分類していく遊びは、ものの概念を客観的に把握して、理系の分野の土台を作る重要なファクターです。
赤ちゃんの頃から、仲間分けを遊びの中に取り入れていくことで、理系的な好奇心を伸ばします。
分類分けの遊び方
分類分け遊びは、過程の中でも簡単に取り入れられます。
積み木で分類遊び
三角の積み木と、四角の積み木、丸の積み木を選り分けて、形の概念について学んでいきます。
また、カラー積み木を持っていたら、形はバラバラでも、赤い積み木のグループ、青い積み木のグループ、黄色い積み木のグループと色分けをして遊んでみるのもおすすめです。
分類分け遊びは、形の種類以外にも、動物の種類分けを絵本を見ながらしてみても良いのですが、できれば手で触って感じられるものがいいと思います。
分類分けには、触れるものがおすすめ!
他にもこんな分類分けができる
例えば同じ犬でも、ふさふさとした毛の長い犬と、反対に毛の短い犬といった仲間分けをすることができます。他にも、果物を色別で分けてみたり、外で拾ってきた葉っぱや木の実を、色や大きさで分類分けをすることができます。
分類分けの遊びをすることで、ものの見方について多角的な視点を培うこともできます。
さる、鳥、てんとう虫、とんぼ、うさぎなど、動物と昆虫で分けることもできれば、羽のあるものとそうでないものとでも分けられます。
分類遊びをすることで、様々な視点からものを観察する力、多角的に物事を捉える姿勢を身につけることができます。
また「大きい•小さい」「長い•短い」など、反対の概念を身に付けさせることも乳幼児期にはとても良い遊びになります。
反対の概念は言葉を覚える量がぐーんと増える
一歳ごろから単語らしきものを喋るようになりますが、その頃から分類遊びをして概念の認識ができていると、二歳〜三歳になって語彙力が増えてきたときに、反対の概念をきちんと持てていると、言葉を覚える量がぐーんと増えます。
大きい小さい
高い低い
重い軽い
早い遅い
熱い冷たい
薄い厚い
など反対の言葉を対にして、反対言葉を意識することで、子供の語彙力は二倍になりますし、子供自身もそれぞれの概念について習得しやすくなります。
普段から分類分けについて遊びで親しみ、ちょっとした声かけを取り入れることで、どんどんと子供の能力を伸ばしていくことができます。
分類遊びにオススメのおもちゃ
プラステン
ニック社のプラステンは別の記事でもその魅力を伝えていますが、五色の色で分かれているので分類遊びに最適です。
コマを刺す棒付きの土台もあるので、手先を動かしながら色分けや、数について学べます。
積み木
こちらは三角や四角などいろんな形がバランスよくセットになった積み木です。
基尺もそれぞれ出ているので、ご家庭にあった積み木を取り入れてみてください。
絵本
赤ちゃんでも釘付けになる色彩で、ロングセラーの絵本「おおきい ちいさい」小さな子でもわかりやすく、大きいと小さいを親しめます。