モンテッソーリでは、子どもが自分で出来ることをサポートするために、大人が「子どものための環境」をつくることが大切と伝えています。
以前、子ども部屋、キッチンなど子ども向けの環境づくりについて紹介しましたが、
この記事では、洗面所や玄関、リビングなど、暮らしの環境づくりについて紹介したいと思います。
- 暮らしにモンテッソーリ を取り入れたい
- 洗面所や玄関の空間の工夫を知りたい
- 子どもが使いやすい配置にしたい
- 子どもが一人でもできる空間を整えたい
パッと読むための目次
洗面所で気をつけるポイント
タオル掛けを背丈に合わせて
子どもの背丈に合わせて、低い位置にタオル掛けを設置することで、子どもが使いやすくなります。
シンプルで飽きのこないデザイン!
手を洗ったら、タオルで手を拭くという生活習慣も自然とみにつきます。
背丈に合った踏み台を
子どもが自分で手洗いが出来るように、背丈にあった踏み台を用意。
こちらは、取っ手を持つだけで一瞬でコンパクトになるので、持ち運びにも便利。
軽くて屋外でも使えるので、運動会などにも活躍してます。
今では、子ども自身で踏み台を移動させて使っています。
石けんも子どもサイズに
普通のサイズの石けんは、子どもには大きくて使いづらいもの。
子どもの手のサイズに合わせてカットすれば使いやすくなります。
しっとりとして、洗い上がりもサッと泡が落ちます。
わが家では、ボディソープ代わりに牛乳石鹸がお風呂でも活躍してます!
トレーに乗せてひとまとめに
子どもが使う、コップや歯ブラシ、爪磨きなど、子ども用品はトレーにまとめてひとまとめにすることで、使いやすくなります。
片付ける場所も、トレーがあることで、子どもにとっては目印になるので、小さなトレーはおすすめです。
珪藻土なので、ヌメヌメにならないしシンプルで使いやすいです。
このトレーに、歯ブラシ、石鹸、爪磨きの子供用セットをひとまとめにしています。
玄関で気をつけるポイント
下の段に、季節の靴を選んで置く
下駄箱の一番下の段に、その季節に合った子どもの靴を2~3足選んでおくと、自分で選びやすくなります。
シーズンオフの、サンダルやブーツなどは、上の段にしまいましょう。
小さな椅子を常備
玄関に小さな椅子があると、子どもが自分で靴を脱いだり履いたりするときにスムーズです。
こちらのラウンドスツールは、頑丈でこどもも座りやすい!
踏み台としても活躍してます。
玄関掃除の用具は取りやすい位置に
玄関にはどうしても、砂埃や落ち葉が入ってしまいます。
こまめに掃き掃除ができるよう、手に取りやすいところに掃除グッズを置くのがおすすめ。
部屋の一角に身支度コーナーを
子どもの身だしなみスペースを作る
部屋の一角に鏡を設置し、子ども用のドレッサーを作るのがモンテッソーリではおすすめしています。
衣服の乱れなども、大人が指摘して直さずに、「鏡を見てきてごらん」と声をかけることで、自分で鏡を見て身支度を整える習慣がつきます。
スリムでコンパクトなので、場所をとらずにオススメ!
シンプルなので、インテリアにも馴染みます。
子どもの行動を観察して考える
子どもがどうしたら、自分で出来るようになるんだろう?
そんな風に考えて、今の家具の配置を見直し、改善していくことで、少しずつ、子どもの使いやすい空間が出来てきます。
わが家でも、食器棚の配置を見直し、子どもの食器は下の段の取りやすい位置にまとめました。
今では、のどが渇いたとき、自分でお茶をくめるようになりました。
- 子どもがどうしたら、1人でも出来る様になるのか
- どうしたら、自分でやってみたいと思えるようになるのか
日々、暮らしの中を観察して工夫を重ねていくことが、モンテッソーリでは大切なんだと実感しています。
そして、子どものことを思って考えている時間は、とっても素敵な時間。
まずは、1つずつ、取り入れやすいところから、スタートしてみましょう。