わが家は、長男が2歳3か月の時に長女が生まれました。
2人目が生まれる前は、いろんな育児ブログや育児本を読んで
- 上の子のケアをする
- 赤ちゃん返りにも対応する
- お兄ちゃんだからを言わない
- 一緒に赤ちゃんを育てる
そんなことに注意をして、二人目育児がスタートしました。
私自身、姉×私×弟の三人兄弟。子供時代に、両親や祖父母からの対応で、寂しい思いをしたことや、理不尽に思ったことも多少はあります。
長男にも、長女にも、なるべくなら寂しい思いはさせたくありません。
2人目育児で悩んでいた時に出会った「きょうだいの育て方」。ぜひ紹介したいと思います。
パッと読むための目次
きょうだいの育て方とは
きょうだいの育て方の著者は、Eテレ「すくすく子育て」の講師としても活躍されている三兄弟の父、小崎恭弘さん。
保育士でもある著者が、きょうだいの順番、性別の違いに応じた育て方を、組み合わせ別にとても具体的に説明してくれている書籍です。
姉×妹×弟の三姉弟の組み合わせ
私自身の、きょうだいの組み合わせを読んでみると、「確かになるほど!」と納得できることがたくさん。
- 同性の姉がいるのでお手本がすぐ近くにある存在
- 異性の弟には、将来「力」で負けてしまう
- 三兄弟の真ん中は、親の目が届きにくい
それぞれ、子供の気持ちも丁寧に紹介されており、それに対して、親の対応方法の注意点なども紹介されています。
具体的なきょうだいの組み合わせが嬉しい(兄•姉•弟•妹)
ひとりっ子から、2人兄弟、2人姉妹、3兄弟、三姉妹など、全ての組み合わせについて網羅されてあり、それぞれ解説してくれてます。
実際の性別の組み合わせで、それぞれの子どもの気持ちがわかるので、とても具体的で、対応方法についてもわかりやすいです。
特に、「きょうだいの育て方」で印象に残った項目を紹介したいと思います。
平等ではなく、公平を意識する
兄弟の育て方で大切なのは、公平を意識すること。
違いを考えず、なんでも同じにしてしまうのが平等。違いを考えず、何でも同じにする関わり。
年齢や個性に応じて、対応を適切に変えるのが公平。必要な時に、必要な分だけ、必要な量を分け与える関わり。
それぞれの「違い」を観察し、認めることが出発点になります。
兄弟喧嘩を無理に止めない
きょうだいは、友達とはできない、一番安心してケンカが出来る存在。
人間関係の葛藤を学んでいくうえで、きょうだいは最高の存在になります。
きょうだい喧嘩をすることで、他者との関係を築いていく最高のトレーニングができるのです。
親が無理に、喧嘩を止めるのではなく、お互い喧嘩をして成長するのを見守ることも大切です。
下の子が生まれることは、親からの愛情が0に
上の子は、下の子が生まれると、親からの愛情が100から0になると思うようです。
下の子の誕生は、自分の存在が全否定され、自分の存在を揺るがす、脅威となるようです。
兄妹が生まれてイヤだ!という気持ちをストレートに主張できるのは、親子の信頼関係が出来ている証拠。
母親を独占できる体験によって、上の子は、愛されている自信を持てるようになるようです。
書籍なら、さらに具体的に対応方法がわかります!
2人目が生まれ、赤ちゃん返りに四苦八苦
下の子が生まれたとき、助産師さんに下記の言葉を言われました。
新生児はミルクを飲ませて、寝かせておけば大丈夫。大変なのは、上の子のケア。多少下の子が泣いても、しっかり上の子に関わってあげないと、上の子が下の子に嫉妬をしていじわるをしたりするから。
赤ちゃん返りは、したくてしているわけではなく、しないと子どもの気持ちが持たないから。
バタバタと忙しくなると、
- どうして言うことを聞いてくれないの?
- もっと〇〇してくれたらいいのに
- 昨日まではできてたのに••
- なんでこんなにワガママなの?
長男の赤ちゃん返りには本当に手を焼きました。
- 哺乳瓶でミルクを飲みたがる
- 抱っこをせがむ
- 歩かなくなる
- 赤ちゃんが泣くと一緒に泣く
- 保育園の登園拒否
- とにかく赤ちゃんのお世話をさせてくれない
あげれば、きりがありません。
自分より小さく、親の手や目が行きがちな弟や妹。何も嫉妬せず、我慢してしまうことは一番怖いです。
思考錯誤していく中で出会った、「きょうだいの育て方」は、そんな悩みを解決してくれた一冊です。
差を認めて上手にきょうだいを育てたい
きょうだいは、差があることがあたりまえ。
年齢や個性が違うので、できることも違ってきます。
上の子と、下の子で当然対応が異なってきますし、それぞれの反応も違います。
2人目の子育てで、同じ母から生まれた兄妹といえど、性格も性別も、成長スピードも全然違います。
それぞれの個性があるので、同じ物差しで測って決めつけてしまうのではなく、それぞれに合った子育てをしていきたいと、本書を読んで、肝に銘じました。
よかったら読んでみてください♡