知育

モンテッソーリの教具ってどんなもの?モンテッソーリの教具一覧

モンテッソーリ教育では、モンテッソーリ特有の教具がたくさん出てきます。

今は、子ども向けのおもちゃもたくさんあり、全て教具を揃えなければいけないということはありません。

ですが、どんな教具がモンテッソーリで使われているのかを知ることで、さらに生活に取り入れやすくなります。

まつこ
まつこ
モンテッソーリ教育の教具は、このような基準で作られています。

  1. 子どもが手に取りやすいサイズであること
  2. 色や形が魅力的で子どもたちが手に取ってみたいと思うもの
  3. 教具の数は1セットずつとし、他の子が使っていた場合は順番を待つ必要があること
  4. おもちゃではなく、できるだけ本物(ガラス、銀、銅、木)であること
  5. 上質清潔であること

さらに、モンテッソーリ教育の教具は、その教育的効果にもこだわりを持っています。

モンテッソーリ教育の教具のこだわり

たとえば、パズルであれば、三本の指で持てる取っ手をつけ、指をつかうという技術的効果と、正しい位置に配置するという概念的効果があります。

また、色や柄など複数の性質の違いがありすぎると、子どもは混乱してしまうので、性質の違いは1つにする。(性質の孤立化

また、モンテッソーリの教具は、子どもが自分で間違いに気付けるように(誤りの訂正)、すべてが正しい位置でなければ完成しないように作られたりしています。

モンテッソーリの教具一覧

ピンクタワー

一辺が1cmずつ違う大きさの10個の立方体でできています。

順序良く積み上げることで微妙な大きさの違いや体積の違いに気づき、また集中力や観察力などの訓練になります。

ピンクタワーはこちら

茶色の階段

横幅は同じで一辺が1cmから10cmまで、1㎝ずつ変化する茶色い直方体が10個。順番に並べると階段状になります。

絶妙な高さの変化に気づいて並べることで、太さや大きさの違いなど、数学的な感覚を養います。

茶色の階段はこちら

色板

文字通り、色を識別するための教具です。

色そのものを覚えたり、色の濃淡や明度に気づき、色彩感覚を磨きます。

色板はこちら

実体認識袋&幾何学立体

袋の中に、いろいろな形のものを入れて、手探りで当てさせます。

同じ形のものを二つずつ入れて、見つけ出させたり、指先の感覚を養います。

袋に入れるものには、円柱、円錐、直方体、三角錐などがあります。

幾何学立体はこちら

二項式

色合わせのパズル感覚で学べるキューブ式の教具です。

2項式は2段重ねですが、3段重ねになっている3項式と言うものもあります。

立体的な3次元を、感覚的に学べ、2乗3乗と言う代数の理解につながります。

二項式/三項式はこちら

温感板

温感板は、材質によって温かさが異なることを体験させる教具です。

6種類の材質の異なる板が、2枚ずつあり、目隠しをして同じ材質を当てさせたりします。

似たような教具として「温感筒」という教具があります。

これは熱い、暖かい、ぬるい、冷たいと言う温度感覚を学べるもので、ねじ込み式の蓋が付いているもの。

同じ暖かさでペアにさせたり順番に並べさせたりします。

音感ベル

16個のベルがあり、それぞれ台座に取り付けられています。

ベルは「ドレミファソラシド」の8音が2セットあり、各セットによって台座の色が異なるため、音階順に並べたり同じ音をペアにして遊ぶことで音感を鍛えることができます。

音感ベルはこちら

幾何タンス

タンスのような引き出しに、円や三角、四角、台形などいろいろな図形のパズルが組み込まれています。

様々な形があることを知りマッチングをさせることで、指先の訓練や集中力観察力を鍛えます。

幾何学立体はこちら

長さの棒

10センチから100センチまで、10センチ単位で長くなる、10本の棒を比べることで、長さの変化が体験できます。

赤い棒(長さの棒) はこちら

数の棒

10センチ単位で長くなる、10センチごとに着色された10本の棒で、長さの感覚を数値に結びつけて「数」がわかるようになります。

数の棒はこちら

構成三角形

三角形の組み合わせで様々な形が作れる教具です。

構成三角形5箱セットはこちら

触覚板

ざらざら、つるつる、などの感覚が体験できます。

触覚板セットはこちら

円柱さし

つまみのついた、高さは同じだけど、大きさの違う円柱がおさまったブロック。

微妙な大きさの違いに気づき、正しい穴に円柱を収めることで、大きさの違いや重さの違いに気づく。

円柱さしはこちら

重量板

手のひらに乗せて重さ比べができる教具です。

雑音筒

違う中身が入った筒を振って、音を聞き分けることができるようになります。

雑音筒(木製)はこちら

味覚ビン

味付きの液体を比べることで味覚の識別ができるようになります。

嗅覚筒

匂いの違うものを入れて、比べさせることで匂いの識別ができるようになる。

嗅覚筒(木製ボトル)はこちら

など様々な教具があります。

家庭のもので代用できるモンテッソーリの教具

科学的に考えられた、モンテッソーリの教具は、ちょっと専門的な名称がついていますが、

家庭でのモンテッソーリ教育に、これらの教具が必ず必要かというと、決してそんなことはありません。

今、市販されているような知育玩具は、モンテッソーリの教具を参考にしたと思われるものもたくさんあります。

モンテッソーリ教育が始まった時代は、今のようにものが豊富ではなく、当然子供向けのおもちゃなどは、ほとんどない時代でした。

だから、このような特別な教具が必要だったのです。

でも今は、モノが溢れている時代です。家にあるもので代用しながら、おうちモンテを楽しみましょう!

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時短勤務中の2歳差育児(小1の壁にぶち当たり中)
ワーママmi
子供のことが第一優先! だけど、2人目の育休から復帰して、思うように築けないキャリアに悩み、もっと自分らしく一度きりの人生を楽しみたい!とブログを開設。 2人目育児のあれこれを記事にしていきます。
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