カルタの遊び方は、ひらがなを覚えるためだけじゃない!
2歳後半ごろから出来るカルタ遊びで、きれいな日本語を聞く時間を作るだけでなく、
子どもの「聞く力」「記憶力」を育てることが出来ます。
- かるたの遊び方について知りたい
- かるたの知育効果を知りたい
- おすすめのカルタについて
パッと読むための目次
カルタ遊びで得られる知育効果とは
記憶力を育てる知育玩具
カルタの読み札を読む声を聞いて、それを記憶しながら、言葉と関連する絵柄を連想し、絵札を取るカルタ遊び。
大人にとっては、簡単なことかもしれないですが、子どもにとっては、大変なこと。
耳で聞いた言葉で、絵を想像し、イメージに合ったカードを取るというのは、目も耳も手も頭も使うフルコースの全身遊び。
聞く力・集中力が育つ
カルタ遊びは、読み手の声を聞いて瞬時にカードを取らなければいけないので、相手の話に耳を傾ける「聞く力」が育ちます。
また、たくさんの絵札の中から、一枚の絵札を短時間で探さなければならないので、かなりの集中力が必要になってきます。
きれいな日本語に触れられる
カルタは、様々なものが売られていますが、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」から生まれた「いろはかるた」と「ことわざかるた」は、子どもに聞かせたい日本語がたくさん!
「声に出して読みたい日本語」の著者でもある、明治大学の齋藤孝先生の監修によって作られたカルタです。
いろはかるたには、厳選された48種類の言葉がそろっており、自然と短歌、俳句、慣用句、名文などの美しい日本語の表現を子どもとの暮らしに取り入れられます。
いろはかるた
ことわざかるた
カルタの遊び方
わが家にカルタがやってきたのは、長男が1歳半のクリスマスの時、おばあちゃんからプレゼントされたトーマスのカルタが初めて。
1歳児だと、カルタをばらまき、ぐしゃぐしゃに折り曲げ、いろんな隙間に入れまくる・・
一時期は、カルタを拾い集めるのが苦痛過ぎて、隠していた時期もあります。
2歳代の頃は、カルタをお金としてレジにしまったり、相変わらずばらまいて遊んだり、
絵札を取るようなカルタ遊びが出来る様になったのは、3歳になってからでした。
カルタでの遊び方ポイント
カルタ遊びをするに当たって、注意していたのはこの3つです。
- 文字よりは遊びとして
- 子どもが楽しいと思えること
- 勝ち負けを気にしないこと
カルタ遊びというと、どうしてもひらがなを覚えることをイメージしてしまいますが、遊びとして生活の中に取り入れ、子どもが楽しい!と思ってもらえることを第一に考えました。
最初のカルタの遊び方
まだ、文字が読めないころは、読み札にとらわれずに、「雪だるまになったパーシーはどれ?」「顔が真っ赤のゴードンはどれ?」など、絵探しカードとして遊んでいました。
絵札の中に、パーシーやゴードンはいっぱいいますが、その中から雪だるまのパーシー、顔が真っ赤のゴードンを探すのは、言葉の理解力を深め、語彙力を増やせるきっかけになったと思います。
絵札を見て話を作る
子どもを膝に乗せて、絵札を見ながら一緒にお話作りも楽しみました。
一枚の絵札を見せて、これは何をしてるところかな?とお話をして、子どもと一緒にストーリーを考えます。
自分で好きなお話を作ることは、子どもの想像力やコミュニケーション力を高めることに繋がります。
分類分け
わが家では、トーマスのカルタが一番最初にやってきました。
絵札を、キャラクターごとに分けてみたり、シーンごと(冬、夜、笑顔・・など)に分けてみたり、分類遊びも多くやりました。
カルタって、思っていたよりもいろんな遊びが出来る!
子どもは遊びの天才といいますが、「読み札を読んで、絵札を取る」という遊びだけではなく、工夫次第で小さな子どもからでも遊べる魅力がいっぱいです。
おすすめのカルタ
キャラクターのカルタ
子どもが好きなキャラクターのカルタは、絵本の延長として子どもと一緒に遊べます。
アンパンマンのカルタ
トーマスのかるた
はらぺこあおむしのかるた
NHK にほんごであそぼうシリーズ
いろはかるた
うんちくが詰まったカルタの解説書は、大人が読んでも楽しめます!
ことわざかるた
神経衰弱のように、絵合わせゲームとしても遊べます。
先人の知恵がつまったことわざは、生きる知恵がたくさん!遊びの一環として、ことわざを自然と身につけることが出来るおすすめのカルタです。
参考:齋藤孝先生の著書