キッチンは危ないところと決めてキッチンの入り口に柵を作を設けたり子供を遠ざけたりして料理するお家は多いと思います。
どうして理系脳が育つの?
スクランブルエックでもホットケーキでも、子供と一緒に料理をすることで、子供の理系脳はどんどん刺激されます。
- 料理は材料を図ることで数字との触れ合いがある
- 素材が調理の過程で姿が変わっていくことは科学の基礎になる
まだ、包丁を使ったり、お手伝いができない0歳の赤ちゃんでも、ハイチェアに座らせて、ぜひ料理をする過程を見せてあげてください。
実際に、食事をする時も、ただ目の前に出てきた料理を食べるのと、ご飯を作る過程を見ながら、音を聞き、匂いや湯気を感じながら完成した夕食を食べるのとでは大違いです。
1歳前後の子供は身の回りに起こる出来事全てが新鮮なこと。
例えば熱したフライパンにバターを入れるとジューっと音を立てて溶けていく。目の前でコンコンと割られた殻の中から、トロンと卵が出てくる。混ぜられた液体の卵がフライパンの上で次第に固まっていく。
大人にとっては当たり前のことも、小さな子にとっては驚きの連続です。キッチンで料理をすることは、子供にとっては、科学的な法則との出会いになります。
一歳からできる!キッチンの科学
1歳くらいを過ぎたら、安全な位置に立たせて、調理の過程を見せてあげるのがおすすめです。
まだ、調理中は危なくて見せれないという方でも、キッチンには科学的な教材が豊富。
例えばスイカの種を脱脂綿にのせて、水をかければ2〜3日で芽が出てきます。豆苗や、カイワレ大根も茎の部分で切って、水を与えればまた伸びてきます。
コップの水に入った氷も実際に触れてみて、少しずつ溶けていく様子は、子供にとっては新鮮なこと。
他にも、氷が溶けて水になることなど、子供の好奇心を育てるものがキッチンにはたくさん。ぜひ、お子さんと一緒に料理を楽しみながら理系脳を刺激してみましよう。
- トマトのヘタを一緒にとる
- 玉ねぎの皮を剥く
- ゴボウのアク抜き
- 魚をさばく
- レモンをかけて色が変わる
子供とお料理を楽しむオススメのグッズ
子供にも使える包丁
小さな手でも握りやすい子供向けの包丁。成長に合わせて使い分けられる包丁で、刃がなく、豆腐やバナナなど柔らかいものを切れる『こあら』、ギザギザの刃でキュウリやトマトを切れる『うさぎ』、きちんと切れて、子供の手にフィットする『ぱんだ』。
まずは、こあらから試してみるのがおすすめ。
お料理好きになれば、少しずつ簡単な朝食も作ってくれるようになります。
子供エプロン
子供もエプロンをつけることで、料理をするぞ!という気持ちになります。水を使うものは洋服も濡れやすいので、防水のものがオススメ。
はさみ
レタスやキャベツなど、手でちぎるのも楽しいですが、サヤエンドウや、シメジなど、はさみでちょきちょき切って料理を楽しむのもオススメ。
キッチンバサミではないですが、ハサミにはカバーが付いているので絶対に手は切らないし、机に置いて上を押すだけでカタンカタンと切れるので子供も楽しいようでお気に入り。
料理だけでなく工作にも使えるので、二本あると使い分けができて便利です。